ワンピースそんなに知らないのに、映画『ONE PIECE FILM RED』見に行ってみた!
2022年8月6日より劇場で公開されている『ONE PIECE FILM RED』。
テレビ番組でもワンピースの特集をやっていたり、さまざまな商品とコラボしていたり…。
ゴーイングメリー号が燃えてしまい大号泣した記憶で止まっている私まで、ワンピースを意識する毎日。
さらに、大好きなSixTONES(ストーンズ)というグループのラジオで、ワンピースの魅力を熱く語られ……そんなに面白いなら、もう一度見てみようかなと、5歳の息子とAmazon Primeで第1話から見始めました。
みなさんに追いつくのは何年後やら…。
ストーリーを全部見てから、いざ劇場!では100%間に合わないので、思い切って先に映画を見に行くことに。
結論から言うと、何度も何度も涙がじわーっとあふれました。1人の少女を救うために、みんなが命がけで戦う姿に胸を打たれたのです。やっぱりカッコいい!
私が思った、この映画のキーワードは3つ。
『スピード感』『新時代』そして『全力』です。
まず、今のアニメ映画ってこんな感じなの?と、想像との違いに驚きました。
オープニングから、この映画の中心人物であるウタが歌いまくるのです。
『スピード感』のある歌と映像で、ライブ会場に来たかのように圧倒されました。
キャラクターが歌う歌に聴き入る…。一躍ブームになった初音ミクを思い起こさせるシーンでした。
そして、何の事前情報も得ずに映画を見に行ったので、この、すべてを凌駕する歌声はAdoによるものだと、エンドロールで知ることに…。Adoってめっちゃ歌上手いのね。笑
ウタのセリフの部分は別の声優さん、歌唱の部分はAdoが担当しているということで、歌い始めた途端、声質がガラッと変わります。
なので、全身全霊のパワフルな歌声とサラッと歌っているようなアニメーション上のウタとがいまいちマッチしていない印象は受けました。
さらに、大音量のサウンドと目まぐるしい映像は、30代半ばの私には少々こたえる…。途中、とてもしんどくなりました。(後半はストーリーにのめり込んだため、復活しましたが。)
それこそ、新しいアニメーション。映画の中で何度も耳にした『新時代』を感じさせるものでした。
そして、何よりルフィたちがカッコいい!!
アクションシーンも『スピード感』がありすぎて、何がどうなっているのやら…。笑
全力で1人の少女ウタを救い出そうとするルフィたち。
これだけ自分のために全力を尽くしてくれる人たちがいたら心打たれるだろうな、としみじみ…。
連日、耳を覆いたくなるような悲惨なニュースが流れていますが、結局はウタと同じく寂しさから発展したものではないか、と感じています。
自分には絶対的な味方がいる、と信じることができれば、心も変わっていきそうな…。
起きてしまったことをゼロにはできませんが、そこから立ち直るために、周りの人たちが絶対的な味方となってサポートする。そういう社会であったらいいな、なんて思います。
まず、私も子どもの絶対の味方でいようとスクリーンを見つめながら心に決めました。
さらに、『全力』の姿って心にめちゃくちゃ響くよな、と。
『全力』で歌う、『全力』で戦う。それがたとえ不格好でも下手くそでも。
歌手や俳優さんなど、わかりやすく人に影響を与えることができる人もいます。
しかし日常でも、例えば、一生懸命作った食事は、家族をその瞬間幸せにできる。
頭を絞り出して書いたブログが、読んだ人の心を温かくする、とか。そうなってくれるといいな、という願望もこもっていますが…。
毎日を懸命に生きることは、人を動かすパワーを生むのかもしれません。
まったく流行についていっていない私にとって、新しさ、まさしく『新時代』を感じた映画でした。
そして、仲間・人情・思いやりといった王道のストーリーに、まだ胸が熱くなる自分にびっくり。こういうベタな話、めっちゃ好きなんだな、と。
そのあと、お迎えの時間ギリギリになり、幼稚園まで自転車をぶっ飛ばす必要はありましたが、とてもいい2時間を過ごすことができました。
ちなみに、ワンピースはかなりの初期しか知らなくても、とても楽しめましたよ。
ナミの髪が長い!サンジの髪型が違う!あれ?ゾロって片目見えなかったっけ?え、これウソップ?えぇ、これコビー!?だれこの人?と疑問に思うことは多々ありましたが、ストーリーに直接関係あるものはなく、赤髪のシャンクスを知っていれば、十分理解できる内容でした。
キャラクターみんなの服装がロック風で、え、いまこんな服なの?と戸惑いましたが、ウタのライブを楽しむための特別な服装だったんですね。
戦闘シーンもとてもカッコイイファッションです。
これも見どころの一つだと思います。